「ほんっま腹立つわーっ。お前もそない思うやろ?」
「・・・・・・」
「せやろ?あいつら物の考え方おかしいねん。」
「・・・・・・・・・・。・・・・・・・・」
「いや、しよったよ?、しよったしよった。だって、おれら男連中は、あの仕事せな帰られへんねんもん。気楽なモンやでほんま。だって仕事やで?明らかに人数足りへんから手伝ってもらってんのに」
「・・・・・・・・」
「おかしいでほんま。だから女嫌いやねん。すぐ感情で動きよる。こっちだって他に仕事めちゃくちゃあって、ほんまイライラしてんのやで。それをわざわざ頭下げて、頼むわってゆうてんのに、こっちの誠意なんか全然伝わってへんのやから。あ、ちょっとそっちのおしぼりとってくれる?」
「・・・・・・・」
「うん、あ、ありがとう。ってか、ほんま、とりひめって照明暗いよなー」
「・・・・・・、・・・・・・・・」
「お前ビールええか?」
「・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・」
「え?うーん・・・。うんうん。うん、うん。そう。ああ、まぁ、そう言われると、なんともゆわれへんねんけど。そやなぁ、もしかしたら、ちょっと言い方キツかったかもわからんかなぁ。うん。・・・・・って、お前、ようおれのことわかっとうな(笑)」
「・・・・・・・・・、・・・・。・・・・・」
「うるさいわい!単純で悪かったな!・・・でもあの女連中もそれぐらい単純でサッパリしたヤツやたら良かったのに。ほんまにネチネチして、陰険なやつらやで。あー、ほんま腹立つわ。あいつらの尻拭い、今までどんだけやらされたやろ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・。」
「・・普段わなぁ、そうやなぁ。普段喋る分には、そんなに悪いやつらちゃうねんけどなあいつら、ほんま。おもろい趣味もってるやつとかな、結構おるしやで。あ、おれ音楽好きゆうてたやん。ほやからな、ある日一回休憩室で煙草吸うてたときに、有線で流れた音楽で盛り上がったりしてな。まぁ、ソイツはそない悪いやつやないんやけど、なんせか、あれやわ。女に特有の現象。」
「・・・?」
「女に特有の現象やん。お前も分かるやろ。あれやあれ。あのー、あれや。女便所集団出発シンドロームや」
「・・・・・・・?」
「アハハ、わからんか。あれやがな、あれあれ、女お得意の集団行動やがな。一人づつやったらまだ話しになるけどな、あいつら束になったらな、ほんまに気持ち悪いからな」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「きもち悪いよー。だって話にならへんもん。なんかさー、たまにあいつらに指示出すときとかさ、なんか、でっかい一匹の生物相手にしてるみたいやもん」
「・・・・・、・・・・・・」
「うーん。そうか?・・・・あー、そうやなぁ、お前はもしかしたら、実感あんま沸かんかもなー。お前はなんか、あんまそういうタイプとちゃうモンな。何やろ、お前はなんつーか、あれや。今はそうでもないけど、高校生んときは、図書室で丸ぶち眼鏡かけて、根暗で本読んでるようなタイプって感じやもんな」
「・・・・・・・・・・・・!」
「アハハハハ!スマンスマン!あー、わかったわかった、怒んなやー。それくらいで。すぐにプリプリするからおもろいな!」
「・・・・・・・」
「いやいや、スマンスマン。悪かった。いやな、まぁ、疲れましたわほんま」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「え、どうゆうこと?」
「・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・」
「あー。まぁな。たしかにそうやと思うけど。なんやかやゆうても、まだ人手いるしな」
「・・・・・・・・・・・・・」
「あ、うん、そうそう。そうやわ。そういや、やっぱ大分昔にも、おったわそういうヤツ。女らとソリが合わんくってさ、結局異動って話になってたみたいやけど」
「・・・・・・・・」
「うーん、はぁ。メンドイなぁ。でも、やっぱそうやろうな。絶対向こうからは謝ってこうへんもん。蒸し返したりすんの一番嫌うからな、あいつら。」
「・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「いやー、無理やって。あかんねん。多分おれが謝らんなんくなるわ。」
「・・・・・・・・・」
「いや、なんつーか、立場的にってやつ?あ、あと、もしジャンケンで謝るヤツ決めるってなっても、おれ90%以上の確立で負けるから・・・」
「・・・・・・・・・・・。・・・・」
「おれジャンケン致命的に弱いねんて」
「・・・・・・・・・。・・・・・・!・・・!」
「お、ジャン!ケン!ホイッ!」
「・・・(笑)」
「ほらな・・」
「・・・・・(笑)」
「あー、もうええわ。なんか、考えんの面倒くさくなってきた!」
「・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・?・・・・・・」
「・・・・・」
「・・?・・・・・。・・・・・・・。」
「・・・・・・・・なぁ。」
「?」
「あれや、あれ!お前、なんか謝る文句考えてーよ」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「いやいや、おれより全然かしこいやんか。どこやっけ、かしこい大学行ってたんやろ?」
「・・・・・・・・・・・・。・」
「そやから、なんか考えてーよ」
「・・・・・・・・・・・・・?」
「そうそう」
「・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・、」
「うん」
「・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・」
「うん」
「・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「おー。ええやん。他には?」
「・・・・・。・・・・・。・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・」
「うんうん。他は?」
「・・・・・。・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・」
「うん。なるほど。・・・・・・・・・他は」
「・・・?」
「うん(笑)」
「・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・」
「ええがな。もっともっと」
「・・?・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「もっとゆえやー」
「・・・・・・・・!」
「ええからええから。続けなさい(笑)」
「・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・。・・・」
「・・・もっと!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「もっとやって!」
「・・・・・?・・・・・・。。。。・・・・・・・・・・、」
「・・・・・」
「・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・」
「・・・・もっと!」
「・・・・・。・・・・?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「もっと!」
「・・・・・・・・・・・・!・・・・・・、・・・・・・!」
「わからへんとちゃうわ!もっと!もっとや!」
「・・・・・・・・!・・・・・・・・・・・・・!、・・・・・・・・・・・・!」
「ちょっと待てや!!!」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・?」
「・・・・・・・・・・頭で物考える女なんか女じゃねーよ」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・ごちゃごちゃ言わずに・・・こっちに来いよ・・・・」
「ヒェー」
「えー」
「うわー」
「ヒッ・・ヒィッ・・・・ヒィックショイ!!」
「ざわざわ・・」
「ざわざわ・・」
「えー!今の採点はー! ・・・バッテンバッテンバッテンバッテンバッテンバッテンバッテンバッテン・・」
「バッテン!!!」
「オール!バッテンです!!!」
~会場の意見~
「殺意を覚えた」
「何を言ってんだか」
「超サブかった!!」
「何を言っているのかよく聞き取れなかった」
「柴漬け食べたい」
「あんな人だったとは。心底見損なった」
「もう冬将軍が来たみたいでのう ワシは風邪をひいてしまったわい」
「マジぱねぇっす!」
「あんな人イヤ」
「正直放送事故もの」等々
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